ソ「おはようございま・・・した・・・・」
いきなりやらかしました。
寝坊です。
超寝坊です。
あまりにも周囲が静かなので起きてみたらみんなで朝ご飯食べてました。
今ちょうど食堂に入って、色々な意味で目が覚めました。
ソ「・・・・」
一同「・・・」
・・・気まずい。
非常に、気まずい。
穴があったら入りたいとは正にこの事です。
そんないやーな空気をたってくれたのは、私よりも後に来たこの人でした。
バ「おっはよーみんな!」
ジ「・・・バッツ、また寝坊かよ・・・」
周囲の冷たい空気をものともせずバッツは私に視線を向けました。
バ「おはよーソラ!どう?眠れたか?」
ソ「あ、うん。よく眠れたかな・・・?」
バ「そうか!」
そう言うとバッツはスコールとジタンの間に割り込んで座りました。
ユ「ほら、ソラもこっち来てくださいよ!ご飯冷めちゃいますよ」
ソ「・・・あ、うん」
何となくヘイト(全員からの視線)を自分に向けてくれたバッツに感謝しながら朝ご飯を食べた。
ティ「ソラはきっと疲れが出ちゃったんでしょ」
ユ「そうですね。私も初日はそうでしたから」
ソ「そう・・・かな?」
ラ「疲れというのは知らぬ間に蓄積されていくものだからな」
三階の自分たちの部屋で色々話をした。
ライトたちは何でも聞いてくれたし、話もしてくれた。
ティ「・・・あ、そうだ!」
ラ「どうした」
ティ「そういえば、やらなきゃいけないことがあったんだ」
ユ「何ですか?」
ティファは立ち上がるとベッド脇に置いてあるメモ用紙に何かを書き込むとその紙を台紙からちぎった。
ティ「ウォーリアに伝言があったんだよね。今は部屋に居るよね?」
ラ「さぁな・・・」
ユ「そうだ、ソラに届けてもらえば?」
ソ「私?いいよ」
ティ「ああ、たしかに!場所と顔を覚えるのにいいかも」
ということでコレ!、と手渡されたのはさっきのメモ。
ティ「渡してくれるだけで大丈夫だから、宜しくね!」
ソ「わかったー。・・・確か二階の階段横の部屋だよね?」
ユ「そうだね」
ソ「じゃあ、行ってきます」
ドアを開けて部屋を出ると冬特有の冷たい風が足下からヒヤリと襲ってきた。
ソ(寒い寒い・・・)
階段を駆け降りてウォーリアたちの部屋の前に到着した。
すると中から聞こえたのは二人の話し声。
?「・・・で味方を・・・して」
?「次の・・・・いに」
なにやら怪しい空気です。
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