ク「…ここらへんで納涼祭があるみたいだね。しかも今日」
ラグ「おっいいねーお祭り!俺チョー好きよ☆」
掲示板には、「○○小学校納涼祭・カラオケ参加者募集!」
とかいてあった。
ク「カラオケか…いいね。僕の美しい歌を祭りに来た人たちに
聞かせてあげよう」
ラグ「俺も歌おうかな〜」
二人は納涼祭へと足を運んだ。
納涼祭・・・辺りは人で埋め尽くされている。
カラオケする祭壇を見つけ、二人はそこに向かった。すると
「…!お前たち!」
声がする方向に顔を向けると、そこにはライトニングが。
ク「…まさか君もカラオケを?」
ラ「わ…悪いか?!///」
ラグ「いやいや、中の人歌お上手だから絶対うまいよね!」
ク「でもなんで君がこんな人前で歌う?君、見てる限りじゃはじっこで
静かにしてるタイプっぽいけど」
ラ「…頼まれた」
ラグ「誰に?」
「ライトさん頑張ってくださーい!!」
声がするほうをみると、ユウナとエアリスがいた。
ラ「…じゃんけんで負けた」
ク「…何の歌歌うんだい?」
ラグ「…そりゃM・Sさんn」
ラ「ユウナのリクエストで月の明り」
ク「え?そこはFF10のテーマ曲じゃないの?ていうか月の明りって
FF4の曲じゃん」
ラグ「別名愛のテーマだからでしょ?」
ラ「…かもしれないな」
「はーい今からカラオケ大会が始まります!皆様、お手の準備を〜・・・」
ク「うわ…手拍子とかされちゃうんだ」
ラグ「…謎の一体化」
ラ「…恥ずかしい…;」
三人の順番の前に、沢山の人が歌った。どの人もお上手だった。
緊張に負けないその姿は、順番待ちをしている彼等を勇気づけるものだった。
そして、
クジャの番がやってきた。
「次はクジャさんの ………か…かつらっプ???です!」
まさかのこれかーーーーーーーーーーー!!!!!;;;;
てかチョイスださっ!!
とラグナ&ライトニングは思った。
「YO!YO!YO!YO!♪〜」
意外とウケたらしい。周りは笑いに包まれている。
きっと歌じゃなくて、パンツにウケたのだろう。
しかし、歌声はかなり美声で、聞き惚れた。
ク「…あー!緊張した!歌ったらなんか楽しかったな!」
ラグ「大抵そんなもんだよな、こういうときって」
ラ「…足震えてるよ、ラグナ」
次はラグナ。歌ったのはアンパ○マンの歌。
こちらのチョイスもどうかと思うが。
ていうかなんだろう、この感動は。
歌詞と美声が見事にしんみりくる。
ラグ「あーあ、ここにわが息子が来ていれば、かっこいいパパンの姿を
見せられたのになぁ〜」
ク「おつかれ」
ラ「ていうかお前ら美声すぎ」
ク「何言ってんだい、今からオオトリで大会閉める君が、そんな弱音吐いて
いいの?」
ラ「…」
ラグ「ユウナちゃんとエアリスちゃん、ケータイで歌ってるところ写メろうとしてるよ?そんな暗い顔してちゃ駄目でしょ」
ラ「…あぁ、そうだな」
ライトニングは覚悟を決めて祭壇に立った。
ユウナとエアリスは笑顔で彼女を見ている。
前奏が流れた。
「………き〜み〜の〜なまえ〜〜〜…こころでつぶやいた〜〜〜…」
ラグ「…え…ちょ……うま」
ク「凄いね…」
ライトニングはちらっとユウナを見た。
彼女は泣いていた。
それだけ思い入れのある歌なのだろう。
隣でエアリスが優しく声をかけていた。
自分の歌で人を幸せにできるなんて、どれだけ幸せなことだろう。
歌い終わって…ユウナが駆け寄ってきた。
ユ「ライトっ!!ありがとう!泣いちゃった///」
ラ「いや…嬉しいよ。こちらこそありがと…
ユウナー
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