「………いや違うだろそれ…」
とある人物が発した第一声が、それだった。
時は遡り、約数時間前。
こいつが発したこのー言が引き金となってこのイベントは始まった。
「八口ウィンやんね?」
勿論、この台詞を言ったのは、20歳児ことバッツである。
それにまずジタンが賛成し、次にティナ、その後は次々と賛成する者が増え(最終的にはティナに説得されてウォーリアも納得)、当然そんなもの参加したくないスコールやクラウドは盛大な溜息をつく羽目になった。
そして、主催者バッツ他が仮装を終え(スコ一ル達も当然の如く強制参加となった)、20歳児が発した言葉は…
「トリックオアトリック!!」
だった。
そして、冒頭に戻る訳だが、あれは勿論上記の台詞に対してスコールが言った突っ込みである。
「あれ??何か違った????」
「うん違った。“トリックオアトリート”な?」
「それじゃあ“悪戯にするかそれとも悪戯にするか”とかいう意味になっちゃうからね?」
「選択肢に悪戯しかないと、そもそもの趣旨が変わってきちゃうと思うけど」
「でも面白そう………」
「ティ、ティナ!!??」
「面白いかどうかはともかく、八口ウィンやるかどうかを……ええと、お菓子を大量に買うとなると家計が…滅らすとしたら食費か…?いや食費はこの分だと削れないか……」
「……駄目だこりゃ、フリオの脳内に家計簿が展開してる……流石はオカンだよな」
「俺もジタンに賛成ッス」
「だっ……誰がオカンだ!!」
「だってのばら原作で「いいじゃないか、ただ、だし。」って言ってたんじゃないスか?」
「うっ……;;」
「おーい二人共〜、話脱線してるぞ〜?」
「…っとと、そーだったな」
「でものばらは絶対にオカンッス」
「それは賛成w」
「皆酷くないか!?」
「まあまあwww」
「気にすんなよオカンのばらwww」
「……(何時になったら終わるんだ)」
「……(勘弁してくれ)八口ウィンなんて興味ないね」
「お二人さんもそー言わずにさ!!」
「楽しくやろーぜ!!」
「………(もう疲れた…色々な意味で)」
「はぁ……(呆れた)」
「溜息つくなよ一!」
「…つきたくもなるさ……」
「そもそも子供の行事だろう…?」
「俺の心はいつまでも子供のままだぜ?」
「………バッツ」
「何だよ、スコール?」
「………救いようもないな」
「年長組としてスコールに同感だな…バッツには悪いが」
「スコールも酷いけどクラウドもっと酷い!!!!」
「そうか?」
「いや僕はそれでいいと思うな」
「うるさいぞたま!!」
「たまじゃないもん!!!!」
「………何の言い争いをしている?」
「あ、ウォーリア!丁度良い所に…」
「八口ウィンやんないかーって話w「いいだろう」早っっやぁあ!!!!!!」
「速答だったねえ…;;」
「んじゃ早速仮装だぁああ!!!!!!!!!!」
「おう!!メイクなら任せとけバッツ!!」
「ジタン劇団員だったんスもんね」
「ん、そゆこと」
「私……何したらいいのかしら」
「ティナは可愛く魔女なんてどうかな?」
「“可愛く”な!!OKティナちゃんこっち!!」
「ジタン…変なことしたら僕が許さないからね」
「天使にそんなことするほど俺はバカじゃないさ…少なくともバッツよりかは」
「俺の扱い酷い!!!!!」←(泣)
「諦めろ」
「スコールやっぱり酷い(°ロ°/;)/!!!!」
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〜仮装終了〜
「…………………………(イラッ」
「やっべえスコール超似合ってるwww」
「そして怖いwww」
「……
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