読切小説
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【ガーWOL】Metempsychosis【R18】
長きに渡る戦いの末、光の戦士の活躍により輪廻は終焉を迎えた。
歴史は改変され、世界は変わり、新たな物語が紡がれていく――。



太陽の光が射し込む暖かな部屋の中で雄の成猫が二匹、ふんわりと敷かれた毛布の上で昼寝をしている。
純白の毛並みとアイスブルーの瞳を持つ“ライト”と、虎模様に黄金色の瞳を持つ”ガーランド“という猫だ。
二匹はとても仲が良く、まるで夫婦のように毎日寄り添って暮らしていた。
しかし、この二匹は雄同士ながら性交渉癖があり、飼い主のコスモスを悩ませている少々困った猫達でもある。



ある日の晩、毛繕いを済ませたライトは寝床から起ち上がり、小さな窓から夜空を眺めていた。
ゆらゆらと水晶のような瞳に満月が映えて煌めく。
闇夜のキャンバスに星が流れ、ライトは一鳴き、祈りを捧げた。
一連の様子を見据えていたガーランドがライトの隣へと歩み寄り、喉を鳴らしながら雪色の身体を舌で愛撫すると、ライトはくすぐったそうに身を震わせる。
猫でありながらも色気を感じさせるその姿にガーランドは欲望を抑えきれず、ライトをうつ伏せに押し倒し、持ち前の大きな身体でのし掛かり動きを封じた。
爪を立ててもがき、抵抗するライトの細い首筋を甘く噛んでやれば、たちまち全身の力が抜け、ガーランドのなすがままとなる。
ヒクヒクと痙攣するピンク色のアナルに、刺が生えたぺニスを一気に根元まで突き込むと、ライトが掠れた悲鳴を上げた。
ガーランドが激しく腰を打ち付けるたび、無数の突起物が内壁を蠢き回る。
痛みのあまり苦悶の表情を浮かべるライトだったが、苦しみさえも悦びへと変わっていくほど、この愛行は麻薬のようにライトを酔わせていた。
結合部からは、湿り気を帯びた水音がとめどなく奏でられ、二匹を絶頂へと誘っていく。
幾度も突き上げ穿ち続けて、ガーランドはライトの最奥へと精を吐き出しぺニスを引き抜くと、銀糸が暗闇の中でぬらぬらと揺れて零れ落ちた。
俯いたままぐったりと倒れ込むライトを労るかのように、未だひくつくアナルにざらついた舌を這わせ愛しげに舐め回すと、喘ぎともとれる甘やかな鳴き声が部屋中に響き渡る。
とろけてしまいそうなほどの快楽にライトはうっとりと目を細め、やがて深い眠りへと落ちていった。

二匹はまた寄り添い、夜が明けるまで夢の中へ――。
かつて宿敵同士だった彼らの面影はそこには存在していなく、二匹の間には穏やかで優しい時が流れていくのであった。
14/10/19 13:23更新 / ミウキ

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