連載小説
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ジタンとクジャで…。
今日は日曜日。今日は珍しくクジャはバイトが休みだ。
ジタンの家族はみな忙しく、家事は全てジタンが行っていた。
そんなジタンを見ていたクジャは、ジタンのためになにかを奢ろうと考えた。
その結果、クジャがバイトをしている店で昼ごはんを食べることになった。

家に出る前、クジャが起きてきた。

「やぁジタン。もう行く準備は万端なんだね」
「おぅ。なんてったって今日は朝の6時30分に起きて、☆矢観て、
7時から近所の人と集まって草取りしてそれから…」
「☆矢好きだね…。というより、草取りするなら僕も起こしてくれよ」
「なんで?お前早起き嫌いだし、俺が起こしても起きないじゃん」
「なにからなにまで君に任せることはできないだろう」
「…むーん…。じゃあこれから起こすことにする」
「あぁよろしく。ご飯食べ終わったらなにしたい?」
「食べ終わったら〜?!俺カラオケ行きたい!今すぐ!」
「何言ってんだ!これから昼ごはん食べに行くって言っているのに
カラオケ行くって…」
「大体今日はカラオケメインだって言ってたじゃんか!お前がな!」
「昼ごはん抜きでカラオケするバカがどこにいる!」
「ここにいるだろ!」
「うるさい!このちゃんちゃらぽんぽんが!!!」
「何語だよ!!」

他愛もない会話。これが俺たちが出かける前の会話だ。
クジャの発する言葉はたまに意味不明だから、俺がよく突っ込む。
でも、ここまで仲がいい兄弟もそういないから、こういうやりとりができることが、とても嬉しく思えるんだ。

車に乗り、クジャがバイトしている店へ向かっている最中車内で。

「そういえば、僕店入ったら人格変わるからよろしく」
「はぁ。そうだよな、あんた…」
「そう。僕は家と外じゃ正反対だから」
「家だと黒クジャ、外だと白クジャだもんな」
「だったら格好良く善クジャ悪クジャといってくれ」
「やだよ。ていうかあれか。☆矢のサ○かお前は」
「君どれだけ☆矢好きなんだよ。仮にもこれFFだからね?」
「わーってるよ!」
「わかってないだろ…;」


店に着いて、店の中へ。

「「「いらっしゃいませーーーー……!!!!!クジャぁあ!!!」」」
「ふふふっ。僕は今日はお客さんだからね」
(なんか……なんか恥ずかしい…俺も見られてる;;;)

着席。

「ふー…。よかった。お客さん来てるね」
「んー。」
「何食べたい?」
「味噌ラーメン。」
「餃子食べる?」
「んーーーーーーーーーー。食べろって言われたら食べる。」
「わかった」

注文したものは味噌ラーメンとつけ麺、そしてスープ餃子。
そしてバイト先の店長に、ホルモン焼きを頂いた。
そして案の定全て食べることは出来なくて…

「…」
「…」
「うぇえ味噌きっつ…;;;」
「ジタンホルモン頼んだ」
「持ち帰れよぉ」
「そして僕のつけ麺も頼んだ」
「ざけんな最低兄貴!!!」
「……うん持ち帰ろう」
「悪い…最低じゃないよ、うん。ごめん」
「…別にショックは受けてないよ;」

かなり値引きしてもらい、満足して店を出た。
この後はカラオケだ。

ということを普通に忘れていたジタン。


「クジャーー!!イ○ン行こうーーー!!!」
「はぁあ…。別にいいけど…なに買おうっての」
「サ○のフィギュア!!!」
「嫌だ!絶対イヤだ!!!どうせ君すぐ飽きるだろ!」
「飽きないもん!今凄いキテるもん!」
「せめて服とかカバンとか買いたいよ!兄として!」
「服なんていらん!」
「僕が嫌だ!なにか残るものにしてくれよ!」
「フィギュアだって残るだろー!」
「飽きたら捨てるだろうがぃ!!!」
「売る!」
「どっちにしろ家には残らないじゃないかバカジタン!!!」

最終的にイ○ンに行ってから、カラオケに行くことに。
イ○ンでは結局カバンを買った。

カラオケで二人は完全燃焼。
今回は2時間とあまり歌えなかったため、後日ガッツリ数時間歌うらしい。



夜。イ○ンで数年ぶりに2人で撮ったプリクラを見ていたジタンは


素で2人で笑って撮っている1枚を見て、
改めて思った。


いつも苦労して支えてくれてるのはお前なのにな…クジャ。


ありがとう。

いつもなにかをしてもらったら簡単に言っている言葉。
なぜか今だけは、凄く気持ちをこめて言いたかった。

12/06/03 21:12更新 / 実咲
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■作者メッセージ
えっとまずひとつ。
FF関係ない作品の名前連発だしてすいませんでしたorz

ジタンとクジャの話はそんなに考えたりしないので、キャラがかなり崩壊してると思います^^;

とにかくFF9好きな方々に対して土下座いたします;;;
小説読んでいただきありがとうございました^^

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