第一章<二柱の神々と仲間達> 4部.壁に耳あり障子に目あり 後編
階段を駆け降りてウォーリアたちの部屋の前に到着した。
すると中から聞こえたのは二人の話し声。
?「・・・で味方を・・・して」
?「次の・・・・いに」
なにやら怪しい空気です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もっときちんと聞き取ろうとドアに耳を近づけると詳しく聞こえてきた。
話しているのはウォーリアとカイン。
ウォ「私はこの戦いを捨てている」
カ「それなら仲間に手をかけても良いとでも?」
ウォ「・・・そういう訳ではない。次の戦いで我らが勝利を納めるにはこれしかないのだ」
ソ(この話は・・・)
記憶を辿っていくと確かにこの話は聞いたことがある。
確か012の戦いでウォーリアとカインが味方を倒すんだけど、ライトにバレちゃうんだっけ?
・・・そういえばピタリと中の音が止んでいる。
ソ(ば、バレたかな・・・・盗み聞き)
とりあえず知らないフリをしてノックしようとした、
その時。
突然ドアが開きノックしようと浮いたままの右手をぐっと捕まれ部屋の中に投げ入れられた。
その勢いのまま壁にガンッと当たり部屋中に鈍い音が響いた。
ソ「いったたたた・・・」
鈍く痛む後頭部をさすりながら顔を上げると私を見下ろすウォーリアとカインの姿があった。
カ「いつから聞いていた」
ソ「わ、私はで、伝言を頼まれて・・・」
カ「いつからいたのかと聞いている」
ソ「い、一分くらい・・・?」
カミカミになりながらも質問に答えた。
ウォ「内容はどこまで知っている」
ソ「み、味方を倒して、次の戦いに・・・」
カ「・・・そうか。残念だが」
カインは槍を装備すると大きく振りかぶった。
カ「ここで消えてもらう」
ソ「・・え、ちょ、まっ・・!」
反射的にグッと目を瞑る。
私、もしかしてここでゲームオーバー?!
ウォ「・・・待て。一つだけ条件がある」
ゆっくりと目を開くと槍は私の喉元でピタリととまっていた。
ウォ「もしも我々に協力すると言うのなら、助けてやろう」
ソ「・・・はい」
・・・流石にこの状況で首を横には振れませんでした。
すると中から聞こえたのは二人の話し声。
?「・・・で味方を・・・して」
?「次の・・・・いに」
なにやら怪しい空気です。
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もっときちんと聞き取ろうとドアに耳を近づけると詳しく聞こえてきた。
話しているのはウォーリアとカイン。
ウォ「私はこの戦いを捨てている」
カ「それなら仲間に手をかけても良いとでも?」
ウォ「・・・そういう訳ではない。次の戦いで我らが勝利を納めるにはこれしかないのだ」
ソ(この話は・・・)
記憶を辿っていくと確かにこの話は聞いたことがある。
確か012の戦いでウォーリアとカインが味方を倒すんだけど、ライトにバレちゃうんだっけ?
・・・そういえばピタリと中の音が止んでいる。
ソ(ば、バレたかな・・・・盗み聞き)
とりあえず知らないフリをしてノックしようとした、
その時。
突然ドアが開きノックしようと浮いたままの右手をぐっと捕まれ部屋の中に投げ入れられた。
その勢いのまま壁にガンッと当たり部屋中に鈍い音が響いた。
ソ「いったたたた・・・」
鈍く痛む後頭部をさすりながら顔を上げると私を見下ろすウォーリアとカインの姿があった。
カ「いつから聞いていた」
ソ「わ、私はで、伝言を頼まれて・・・」
カ「いつからいたのかと聞いている」
ソ「い、一分くらい・・・?」
カミカミになりながらも質問に答えた。
ウォ「内容はどこまで知っている」
ソ「み、味方を倒して、次の戦いに・・・」
カ「・・・そうか。残念だが」
カインは槍を装備すると大きく振りかぶった。
カ「ここで消えてもらう」
ソ「・・え、ちょ、まっ・・!」
反射的にグッと目を瞑る。
私、もしかしてここでゲームオーバー?!
ウォ「・・・待て。一つだけ条件がある」
ゆっくりと目を開くと槍は私の喉元でピタリととまっていた。
ウォ「もしも我々に協力すると言うのなら、助けてやろう」
ソ「・・・はい」
・・・流石にこの状況で首を横には振れませんでした。
15/04/18 21:44更新 / 腐ぽーしょん