読切小説
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優しさ
今日も学校が始まった。
授業はどんどん難しくなっていく。
だからこそ、真面目に受けなければわからなくなってしまうから
僕は授業に集中したいんだ。

なのに、とある一人の男子によって、それはできなくなってしまう。
「おいおい〜こんな問題簡単だし〜」
3(そう思ってるなら口に出さないでさっさとやれよ)
「こんなのできて当然だし。おい○○できた?おい〜まだできてないのかよ」
3(なんでいちいち人を見下すんだ)
僕はこいつにいつもイライラしてるんだ。
そのせいで、授業がわからなくなる。

1時間ならまだ我慢はできる。けど、今日の時間割は運悪く2時間連続こいつと同じ教室だ。
少数人数での授業が2時間なのに、なんという不運だろう。
どちらか1時間でもいいからちがくなって欲しかったのに。
ちなみにこいつは、クラスの中でも嫌われている。
僕の友達も皆嫌っている。自覚していないのか?
見た目にはでていないが、皆本当はストレスがたまっているのだ。

僕は感情をうまくコントロールできない。
ついに、そのこみ上げてきた怒りが涙としてでてきた。
授業中、頑張って泣いてる様子が悟られないようにしたけど、
4時間目の最後らへん、涙が頬を伝った。


チャイムが鳴り、お昼休み。
僕は机で顔を隠し泣いた。

皆、どうしたどうしたと集まってきた。
本当に申し訳ないと思う。大丈夫と言いたい。
なのに、言葉がでない。


2「ほらたまねぎ!ご飯の時間だぞ!食べよう!」
4「1時間前休み時間に、ご飯楽しみにしてたでしょ?
元気出して、一緒に食べよう?」
5「笑えよwww俺も泣いちゃうぞ」
6「たまちゃんの泣いてるところなんてみたくないよ」
7「泣くな、気持ちは皆一緒だ」
8「おれのぽんで人形あげるから泣き止め」
9「おいチビ!!いつからそんなにおこちゃまになったんだ〜?」
10「早くメシ食わねーと、お前の分食っちゃうぞ!」

1「…泣くな」


僕は皆の優しさを一心に受け、また涙が出てきた。
笑わそうと、一生懸命笑顔になってもらおうと気遣ってくれているのが
凄くわかった。


僕は子供っぽくて、表情がでやすくて、いつも皆を振り回してしまっている。
なのに、皆は迷惑そうな顔をひとつもしないでついてきてくれる。
なんて素晴らしい、大人な人達だろう。
今度は自分が、皆が辛くて苦しくて、泣いてしまったら

次こそは皆を勇気づけられるようにしたい。
今度は皆の役に立てるようにしたい。

みんな        ありがとう。
11/09/15 21:36更新 / 実咲

■作者メッセージ
おもしろくねーーーーーーー(笑)
普通学園モノだったら笑いないといけないはずなのにww
これじゃ日記じゃん!(この文章全て実話)

たまちゃんごめんね。君はここまで子供じゃない。
私が幼稚なのよ!
はいなんか自己満作文すいませんでした(いつもだけど)

あと歳がバラバラなのに、同じ学年というのはスルーで(笑)

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